沼津市日の出町4-23  Tel 055-925-7568
定休日/月曜日 Pあり  
FOOD:File 004_2005.10

緑の街路樹からこぼれる木漏れ日は、石畳のcalle(カジェ・通 り)に停められた無数の車に反射し、そんな光り輝くヨーロッパの街並を一人歩くのが好きでした。大通 りの喧噪とは対照的に穏やかな時間が流れる小道、そこをふらり歩いていると目につくのがBistro(ビストロ)・Bar(バル)・そして小洒落たレストラン。重い木の扉を開け何の気なしに中に入ると、そこは地元のパリジャンで満席。隠れた名店というのは実は裏通 りの意外な所にあったりする。そんな素敵なお店を日本でも探していたのですが、これが案外難しい。でも皆さん安心して下さい。味にうるさいパリジャンもうなるようなお店、私見つけましたので。

「こんな素敵なお店があったなんて…。」
というのがサンタマーブルの第一印象。扉を開けるとヨーロッパのcalleにあるレストランそのものがそこにあるのですから…。ちなみに私はお魚のディナーコースにチャレンジ。そしてコース料理のスタートオードブルからその味に絶句。お皿にアーティスティックに盛られた8種類余のオードブルは全てが主役級の味。(魚介のテリーヌ、トロのカルパッチョ風、ムール貝、カニの和え物etc.)
そしてその味に圧倒されたのがメインのお料理、「真鯛と手長海老のクリームソース洋ねぎ添え」。 「Authentique(本物)」のフレンチというのはしっかりした味付けですが、舌と鼻腔に心地良い余韻を残すのですね。 「こんなAuthentiqueなフレンチがいただけるなんて…。」というのが食べ終わってからのサンタマーブルの印象。でもただ者ではない料理を作り出す内山シェフ、その経歴を見て全ての謎が解けました。パリの三ツ星レストラン(当時)Maximsなどで5年間修行した後、1974年に北米のパリと呼ばれるモントリオールで日本人初のフレンチレストランをオープン。首相を始め数多くの著名人が通 ったそのお店はいつも満席で席を取るのも一苦労だったとか…。

「こんな素敵なお店を見逃していたなんて…。」
遅れ馳せながら隠れた名店を見つけた私はうれしいような、悔しいような複雑な気持ちです。
最後に皆さんに一言。 「サンタマーブルの味を知らない人生なんて…、もったいないですよ。」
Lunch Course:1575円〜、Dinner Course: 3680円〜